国際的に民主主義の時代で、近代民主政治の基本理念である、国民主権、立憲主義、基本的人権の尊重、平和主義、法の支配に従った、民主的な基本法が憲法の定義です。

 

今の日本国憲法は、国際社会に通用する、グローバルスタンダードとしての、比較的優秀で、正しい内容の憲法なので、長く改正されないのであって、歴史的に民主主義の概念を、自発的に持つ事がなかった、日本人にとって、国際社会の時代の文脈で、民主的な憲法の、客観的な意義を、再認識する事は、大切な事だと思います。

 

民主主義が守られていない、つまり政官財の癒着による、国家権力の濫用があるからといって、国家至上主義的で、軍事独裁的な社会になれば、国際的な客観性は無くなり、国際的な信用は無くなり、国民の自由と権利と平和は、国家権力の誇示という、無駄な理由で、弾圧されるので間違っています。

 

民主的な憲法とは、立憲民主主義の考えによって、憲法によって、国家権力を制限して、国民と個人の、権利を尊重して守るという、基本を守る必要があると言う事だと思います。


多くの国内外の評論家と学者が、指摘するように、時代錯誤で軍事独裁政権的な、自民党の改憲案の間違いを、分かりやすく解説すると、次のようになります。

 

1.「日本国民」を「日本国」に変えている事について。


これは、民主的な政治思想の、国民主権を、国家主権に変えようとしているのであって、間違っています。

 

2.「天皇は日本の象徴」を「天皇は日本の元首」に変えている事について。


天皇は政治的な権能を持たない、という民主的な思想を、国家至上主義的な、言葉に変えていて、間違っています。

 

3.「公共の福祉」を「公益、公共の秩序」に変えている事について。


公共の福祉の意味は、すべての国民の幸福、つまり、自分以外の個人の権利を大きく侵害しない事、という意味なのに対して、公益、公共の秩序は、国家権力の都合を意味して、国家至上主義を意味するので、間違い。基本的人権の尊重、法の支配に反するので、民主的でない間違い。

 

4.「個人」を「人」に変えている事について。


民主主義の目的は、個人の基本的な権利を尊重する事です。個人を人に変える事は、全体主義的で、封建的な意味を持つので、法の支配、立憲主義に反するので、間違っています。

 

5.「軍隊を保持しない」を「国防軍を保持」に変えている事について。


日本は、世界で唯一の、被爆国で、なぜ平和主義的な憲法が、作られたのかを考えれば、軍隊を持つ事は、時代が変わっても、間違っている事は、誰でも分かる事です。

民主的な平和を守るために、自衛のための専守防衛は認められても、軍国主義、軍事独裁政治は、許されません。軍隊の保持は間違っています。

日本は軍隊を持たない事と、戦争をしない事で、国際平和に貢献する義務があると言う事です。

 

6.「国民に憲法の遵守義務」を強制している事について。

 

民主的な憲法とは、立憲主義によって、国家権力を制限するための、基本法を意味します。憲法で国家権力の暴走を制限するから、国民と個人の権利は守られると言う事です。
憲法を守るのは、国家権力で、それは法の支配を意味します。

国民を制限するのは、憲法にもとずいて、作られた法律で、憲法ではありません。民主主義に反する、国家主権的で基本的な間違いです。国民主権の意味が分かっていない間違いです。

 

7.「緊急事態」の事項を追加している事について。


これは軍事独裁政治を意味していて、国家至上主義、軍国主義、全体主義という危険な、民主主義、立憲主義の破壊になるので、間違いです。

国民の自由と権利を守るのが、憲法の役目で、政官財の癒着による国家権力の暴走を加速する様な、危険思想で、国民の自由、権利、平和を無駄に弾圧するのは間違っています。

 

8.「改憲は国会議員の2/3の賛成が必要」を「国会議員の1/2」に変えている事につ   いて。


憲法は国家権力を制限して、国民の権利を守るためのものです。国会議員の2/3の賛成を1/2に変えるのは、立憲主義の破壊と、法の支配の破壊を意味するので、間違っています。

多数派の暴走は、戦争犯罪と同義で、立憲主義と平和憲法の破壊は、独裁政治、一党独裁を意味して、法の支配に反するので、大きく間違っています。

 

9.「天皇、公務員、政治家の憲法の遵守義務」を「国民の憲法の遵守義務」に変えている  事について。


近代民主政治の基本である、立憲主義、国民主権、法の支配、基本的人権の尊重、平和主義とは、国家権力の暴走から、国民の権利と自由を守るために、憲法で国家権力を制限するという基本があります。この事が全く分かっていない大きな間違いです。

 

10.「国民主権、立憲主義、法の支配、平和主義、基本的人権の尊重」を「国家主権、国    家至上主義、軍事独裁主義、 外見立憲主義、全体主義」的な内容に変えている事    について。


国際社会の時代で、国際的な客観性が大切で、日本の独善的な、国家至上主義は、国際社会に通用しません。


国民を無視した政官財の癒着による、国家権力の暴走と、軍事独裁政治のエゴイズム、行政の私物化は、許されません。

国民主権、立憲主義、法の支配、平和主義、基本的人権の尊重を守る事が大切な事です。